公務員を目指しているあなたに知ってほしいことがある。 Part3

どうも、けーよーです。公務員を目指している学生の方や、今現在社会人として生活している中で転職を考えていて、転職先に公務員を検討している方に、元国家公務員である私自身の経験談や実態、役に立つ情報を発信していきます。

前回は①公務員試験の難易度、②主に勉強をしていく上でのメンタル面の部分について書かせていただきました。総括をさせていただきます。

①は、端的に言うと、試験の難易度は高いです。そして、難易度に拍車をかけているのが出題範囲の広さです。今まで学校でテストを受けてきた経験は皆さんあると思いますが、そのテストは一教科ごとに受けてきたかと思います。ですが、公務員試験は複数の科目を一つのテストとして集約し、限られた時間の中で合格点(ボーダーラインは出題数の6割)の得点を目指すものとなっています。

ですから、勉強法としては、得意科目だけ勉強しても合格は叶いません。例えば文系科目が得意でそれだけをのばしたとしても、せいぜいとれて15点ほどです。すべての教科をまんべんなく、広く浅く勉強することが秘訣です。

②についてですが、主にメンタル面でのお話をさせていただきました。ここではっきり言うと、効率的な勉強法を皆さん探しているかと思いますが、劇的に点数が上がる勉強法などは存在しません。コツコツ積み上げて少しずつ得点数を上げていくしかないんです。となるとやはり、質よりも量なんです。公務員試験に限った話ではないかもしれませんが、費やした時間がそのまま結果にでてきます。

ですから、その量を増やすための勉強法として、苦手科目を重点的に勉強し、息抜きとして得意科目や好きな科目の勉強をするのがおすすめであるということを書かせていただきました。

自分の趣味で息抜きを行うのもよいですが、私の場合はとても自分に甘かったので、そのまま勉強をやめてしまうことも多かったです。そういった方に対してはよりおすすめの勉強法かなと思います。

前段でもたびたびお話していましたが、私は専門学校に入るまで、本当に勉強はからっきしでした。定期テストなども後ろから数えたほうが圧倒的に早かったですし、偏差値40未満の高校のテストで赤点を取るくらい酷かったです。地頭がいいと根拠もなく思い込んでいましたが、専門学校入学後の模試で、友達には見せられないくらいの恥ずかしい点数を量産していました。それくらい学力のない人間が、公務員試験に受かったのです。

しつこく話しますが、どんな人でも諦めなければ受かるということ、こんな私でも受かることができたということを、これから目指している方には励みにしてほしいのです。

とはいえ、メンタル面だけで受かるほど甘くないですし、重点的に勉強したほうがいい科目もあります。本日はその部分を話していこうと思います。

重点的に勉強するべき科目って?

公務員試験は、数的処理、判断推理、人文科学、長文の英訳など、様々な科目がありますが、出題数にはある程度の割合があります。

試験によって幅はありますが、数的処理で4割、判断推理で3割ほどの出題数を占めていて、残りの科目で2割ほどの構成となっています。そのため、得点数を一番上げるには、数的処理の勉強を進めていくのが良いです。そして次に判断推理です。

出題数の6割を得点することが合格のボーダーラインであるとお話しましたが、極端な話、数的処理と判断推理を全問正解すればほぼほぼ教養試験においては合格することができます。数的処理という科目はどういう科目かというと、簡単に言えば数学的な問題です。文系の方だとそう聞いただけでも億劫ですよね。自分も文系なのでとても苦手意識がありました。ですが、深いところまで出題されるわけではなく、広く浅く出題されます。この問題はこういう解き方で~というのをインプットし、それを機械的に行い得点することが大事ですので、センスは重要ではないです。しかし、問題ごとの解き方を勉強していくうえで、やはり文系か理系かで解き方の理解度や理解に要する時間は変わってくると思います。

判断推理というのは謎解きのようなもので、論理的な思考や判断力を求められる科目です。文面だけでとらえると難しく考えてしまうかもしれませんが、問題一つ一つに解き方があって、その解き方を覚えていくことで得点することができます。ですが自分が今まで勉強してきた中で、解き方を習得していない問題も出題されたりすることがそこそこあります。そういったときに得点できるかどうかは各個人のセンスによる科目でもあります。ですが、そのセンスも時間を費やせば磨くことができます。別の問題の解き方から直面した難題の解き方のヒントを得るなどすることもできますからね。

今回の記事はここまでです。次回はこの続きをお話していこうと思います。ありがとうございました。

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