どうも、けーよーです。公務員を目指している学生の方や、今現在社会人として生活している中で転職を考えていて、転職先に公務員を検討している方に、元国家公務員である私自身の経験談や実態、役に立つ情報を発信していきます。
今回の項目としては、主に公務員試験についてお話していこうかなと思います。公務員試験と聞くと、とにかく難しく、無理ゲーとよく言われたり、地頭のいい人だけが受かるもの、という認識が強いです。転職活動をしている際に面接していただいた方から、「けーよーさんは頭がいい方なんですね!」とよく言われることもありました。今回はその試験が主にどういうもので、どういった内容なのか、けーよーはどうやって受かったのか?といったところをお話していこうと思います。
また、自分はどういった人間なのかも話していったうえで、こんな人でも受かるんだ!と自信にしていただけたら幸いです(笑)。
公務員試験ってどれくらいの難易度なの?
実際の公務員試験の難易度についてお話していきますが、正直言うと職種によって違いますし、さらに言えば年度によってもかなり変わってきます。私はもともと地元の市役所を志望していました。専門学校は2年間通い、1年に1回地元の市役所を受けるチャンスがありましたが、受かることはできませんでした。そして、難易度で言えば、たくさん勉強した2年目の試験よりも、あまり勉強していなかった1年目に受けた試験のほうが簡単に感じました。それほどに難易度に差があります。
そして、難易度に差が出るのはもちろん内容自体の難しさもありますが、圧倒的な出題範囲の広さが拍車をかけています。
まず試験には、教養試験、適正試験といった一次試験と、一次試験を通過したあとの二次試験として、面接やグループディスカッションがあります。これらをすべて通過し、晴れて採用試験に合格となります。技術系の職種などでは、専門的な知識を問われることもありますが、基本的には上記の試験が多いです。次段ではまず教養試験とはなにか、というのをお話していきます。
教養試験って?
まず教養試験についてお話します。数的処理、判断推理、人文科学、長文英語の和訳など様々な科目があります。中学生の頃のテストであれば科目ごとで分かれていましたよね。ですが、公務員試験は全科目を40~50問の中に凝縮し、5択の中から正解を導きだす試験方式です。なので、一つの科目に特化して勉強をしたとしても、残りの問題が全く解けず不合格となってしまいます。ちなみに合格点は試験や出題数によっても変わってきますが、出題数の6割を得点できれば合格の可能性が高いです。ですから、40問の出題数であれば24点、50問の出題数であれば30点がボーダーラインと考えましょう。
ですから、一つの科目に特化して勉強するというよりも、全科目を広く浅く勉強をすることが求められます。当然ですが勉強するときって得意な科目を集中的に勉強して、苦手な科目はおざなりになるということが多いですよね。少なくとも私はそういうタイプでした…。自分は文系よりの人間だったので、文系の問題に対しての正答率は高かったのですが、数学的な問題はとても苦手でしたし、どうしても苦手意識から勉強を避けがちでしたが、模試をたくさん行っても全然点数が伸びませんでした。
そりゃそうですよね。文系科目だけで試験が構成されているならまだしも、自分の得意寄りの科目の出題数なんて、めちゃくちゃ多く見積もっても10~15問ほどですし、全部正答できるわけではありません。そこから自分の苦手な分野で点数を取らなければならないんです。当たり前ですが、苦手科目の勉強もしなければなりません。そんな当たり前のことに気づかず目を背けていた私は、通っていた専門学校でたくさんの模試を解いていましたが、入学から1年経つまで、ほとんど点数が伸びませんでした。選択形式の試験ですから、山勘が当たってちょっと点数が高い時もありましたが、12~18点くらいの点数をうろうろしていました(笑)。
どうやって教養試験の点数を伸ばしたのかというと、察しのいい方は気づいているかもしれませんが、苦手な科目をとにかく勉強しました。ただ得意科目はまったく勉強しなくなったわけではなく、苦手科目の勉強で疲れすぎたときに、息抜きで得意科目の勉強をする、という方法をとっていました。
すると、2年目の4月頃から少しずつ取れる点数が安定、高得点をとれるようになってきました。それに1日の勉強時間も以前より長くなっていったんです。苦手科目をとにかくやる、逃げ道として得意科目をやるという方法をとってからは、単純に1日の勉強時間が増えていったんです。
具体的な勉強法というよりかはマインドに近いですが、逃げ道をゲームや遊びから得意科目の勉強にすることで、勉強に対するモチベーションを途切れさせることなく続けられたんです。勉強に疲れた時に自分の趣味をしたりして休憩すると思うんですが、そこからまた頭を切り替えようとしても難しいですよね。私は特に切り替えが苦手なタイプだったので、一度机から離れたらもうその日は机に向かう気力が湧かなかったです。ですが、勉強法を変えてからはモチベーションの維持・向上もできましたし、少しずつですが、得点数も上がっていきました。
この記事ではここまでです。これからも少しずつ更新していきますので暖かく見守っていただけたら幸いです。
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